所在地 | 大阪府池田市綾羽1-1-9 |
---|---|
TEL | 072-751-4240 |
山号 | 待兼山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
高法寺は、大阪府池田市綾羽にある高野山真言宗の寺院で、山号は待兼山(まちかねやま)です。その創建は奈良時代の天平年間(729年~749年)に行基によってなされ、当初は待兼山の山頂に位置していました。戦国時代の天正7年(1579年)、荒木村重の兵火により焼失し、現在の地に移転されました。その後、慶長3年(1598年)に静弁が中興しました。
本尊は十一面観世音菩薩で、藤原時代に制作された木造十一面観音立像は池田市の指定文化財となっています。また、高法寺は摂津国八十八箇所霊場の第66番札所としても知られています。境内には金比羅社や稲荷社があり、地域の信仰の場として親しまれています。
729年
(天平元年頃)
行基によって開かれ、当初は待兼山の山頂に伽藍を構えたと伝えられる。
1579年
(天正7年)
荒木村重の乱に伴う兵火で焼失し、現在の綾羽の地へ移転した。
1598年
(慶長3年)
中興の祖・静弁が荒廃した堂宇を再建し、再び法灯を灯した。
18世紀後半
(江戸時代中期)
摂津国八十八箇所霊場が定められ、第66番札所となる。
1978年
(昭和53年)
本尊・木造十一面観音立像が池田市指定有形文化財に指定される。
2000年代〜
境内整備や行事開催を通じ、市民の交流や信仰の場として親しまれている。