所在地 | 大阪府池田市豊島南2-4-6 |
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TEL | 072-762-0886 |
山号 | 金谷山(かなやさん) |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
本尊 | 阿弥陀如来立像 |
創建 | 寛永4年(1627年) |
西宝寺(さいほうじ)は、大阪府池田市豊島南にある浄土真宗本願寺派の寺院。江戸時代初期の寛永年間に創建され、村内には檀家が15軒ほどの小規模な寺院であったと伝えられている。伊丹との境界近く、西国街道沿いの地域に位置し、江戸期には多くの商人が行き交う場所であった。現在の本堂は1990年代に再建された比較的新しい建物であるが、本尊の阿弥陀如来立像は創建当初から伝わる350年以上前の古い仏像である。
西宝寺の本堂は平成8年(1996年)に新築されたもので、従来の寺院建築に比べて近代的な外観を有する。先代の本堂は寛永4年(1627年)に3代将軍徳川家光の治世下、熱心な門徒たちの協力によって建立された。
西宝寺では豪壮な山門(寺の正門)を構えておらず、境内入口は道路沿いに直接面した比較的簡素な造りとなっている。寺院は受楽寺と道路を挟んで向かい合う位置にあり、小規模な浄土真宗寺院らしい素朴な門構えである。また境内には花が非常に美しい木が一本あり、開花の時期には当寺のランドマーク的な存在となっている。
西宝寺の本尊は阿弥陀如来の立像であり、創建当時のものと伝わり350年以上の歴史を有する。江戸初期以来伝来するこの阿弥陀如来像は、再建後の本堂においても変わらず本尊として安置されている。
1627年
(寛永4年)
西宝寺は1627年(寛永4年)に開かれた。3代将軍徳川家光の時代、熱心な門徒の協力により当地に本堂が建立され、これが当寺の起こりとなった。池田市史によれば、江戸期を通じて檀家は村内に15戸ほどにとどまっていたという。
1996年
(平成8年)
1996年(平成8年)、老朽化した本堂の建て替えが行われ、新たな本堂が落成した。再建された本堂は鉄骨造りのような現代的な建築となり、伝統的な寺院建築とは異なる外観となっている。しかし創建以来の阿弥陀如来像など寺宝は引き続き大切に祀られており、歴史的な信仰の継続が感じられる。