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龍光寺りゅうこうじ

大阪府大阪市住吉区にある、浄土真宗本願寺派の江戸時代創建の寺院。渡辺康雲作の阿弥陀如来像を伝える古刹

所在地 大阪府大阪市住吉区長居東1-5-3
電話 06-6692-8293
宗派 浄土真宗本願寺派
本尊 木造阿弥陀如来立像(仏師・渡辺康雲作)
創建 寛文12年(1672年)
公式サイト http://ryuukouji.jpn.org/

寛文12年(1672年)に僧・誠諦が開創し、約350年にわたり
長居の地で浄土真宗の信仰を支え続けている歴史ある寺院

大阪市住吉区長居東に位置する龍光寺(瀧光寺)は、江戸時代前期の寛文12年(1672年)に当地の庄屋・淵田家の出身である僧・誠諦(じょうたい)によって開かれた浄土真宗本願寺派の寺院です。創建にあたっては西本願寺第14世・寂如上人から許可を得て入寺し、地域の門徒と協力して寺院を建立したと伝えられています。

本尊には江戸時代の仏師・渡辺康雲の手による木造阿弥陀如来立像が安置されており、歴史的に貴重な仏像として寺内に大切に伝えられています。都市部にありながら境内は心落ち着く静かな雰囲気を保ち、約350年にわたり地域の浄土真宗信仰の拠点として親しまれてきています。

江戸時代後期の寛政年間(1793〜1795年)には本堂の大規模な再建事業が行われ、長年の風雪で老朽化した伽藍の再興が図られています。さらに平成17〜19年(2005〜2007年)にかけて老朽化した本堂を近代的設備で建て替える再建工事が完了し、現在の本堂が落成しています。

現在も龍光寺は長居東の住宅街の中に静かに佇み、門徒の法要や仏事を中心とした寺院活動を続けています。通常は一般拝観不可で、寺宝の仏像や堂宇は非公開となっていますが、公式サイトを通じて寺院の歴史や活動を発信しています。

  • 本堂

    龍光寺の本堂は平成17〜19年(2005〜2007年)にかけて新築再建された近代的な堂宇です。内部には本尊の木造阿弥陀如来立像が安置されており、真新しい建物の中に歴史ある仏像を奉安しています。門徒の法要や参拝の場として機能しており、通常は一般拝観は行っていません。

  • 本尊・阿弥陀如来立像

    龍光寺の本尊は江戸時代の仏師・渡辺康雲の手による木造阿弥陀如来立像です。歴史的にも貴重な仏像として寺内に大切に伝えられており、浄土真宗の教えの象徴として門徒の信仰の中心となっています。通常は非公開ですが、寺院の歴史とともに約350年守り続けられています。

  • 境内の佇まい

    龍光寺の境内は長居東の住宅街の中にひっそりと佇んでおり、都市部にありながら心落ち着く静かな雰囲気を保っています。寛文12年の創建以来約350年の歴史を感じさせる空間で、平成再建の本堂を中心に整えられた境内が地域の信仰の場としての風格を漂わせています。

龍光寺のあゆみ

  • 1672年
    (寛文12年)

    僧・誠諦による龍光寺の創建

    当地の庄屋・淵田家出身の僧・誠諦が、西本願寺第14世・寂如上人の免許により長居の地に入寺し、門徒とともに龍光寺を建立しています。この年をもって寺の創建と伝えられ、住吉の地で浄土真宗の布教拠点として歩み始めています。

  • 江戸時代前期

    長居村の門徒の信仰拠点として発展

    創建後、龍光寺は長居村の浄土真宗門徒の檀那寺として信仰を集めています。法要や年中行事を通じて地域の人々の暮らしに寄り添い、浄土真宗の教えを広める拠点として定着しています。

  • 1704年
    (宝永元年)

    大和川の付け替えと地域環境の変化

    大和川の流路が現在の位置に付け替えられ、住吉区周辺の地形と水利が大きく変化しています。長居周辺の地域環境が変わる中、龍光寺は変わらず門徒の信仰を支える寺院として機能し続けています。

  • 江戸時代中期

    渡辺康雲作の阿弥陀如来像を安置

    江戸時代の仏師・渡辺康雲の手による木造阿弥陀如来立像が本尊として安置されています。歴史的にも貴重な仏像として寺内に大切に伝えられ、龍光寺の信仰の中心として今日まで守られています。

  • 1793〜1795年
    (寛政5〜7年)

    本堂の大規模再建

    江戸時代後期の寛政年間に本堂の大規模な再建事業が行われています。この期間に現在の本堂の前身となる堂宇が再建され、長年の風雪で老朽化した伽藍の再興により、寺勢の安定と門徒教化の場の整備が図られています。

  • 1868年
    (明治元年)

    明治維新と廃仏毀釈の波

    明治維新後の神仏分離令や廃仏毀釈の影響が各地に及んでいますが、浄土真宗寺院は比較的被害が少なく、龍光寺も門徒の篤い支持に支えられて存続しています。近代化の中で長居の地も徐々に変貌を遂げています。

  • 1945年
    (昭和20年)

    戦災を免れ存続

    太平洋戦争末期の大阪大空襲では周辺地域にも被害が及んでいますが、龍光寺は戦火を免れて存続しています。渡辺康雲作の本尊阿弥陀如来像をはじめとする寺宝も無事に守られ、戦後も門徒の心の拠り所として法要が続けられています。

  • 2005〜2007年
    (平成17〜19年)

    本堂の新築再建

    老朽化した本堂を近代的設備で建て替える再建工事が平成17年から19年にかけて行われ、現在の本堂が落成しています。この平成の本堂再建により、龍光寺は現代においても信仰の場として維持・継承されています。

  • 現在
    (令和時代)

    約350年の歴史を持つ長居東の古刹として

    現在も龍光寺は長居東の住宅街の中に静かに佇み、門徒の法要や仏事を中心とした寺院活動を続けています。平成に再建された本堂に歴史ある本尊を安置し、寛文12年の創建以来約350年の法灯を守り伝える存在となっています。

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