所在地 | 大阪府池田市栄本町5丁目18番 |
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TEL | 0727512834 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
山号 | 新江山 |
開基 | 葛野兵衛行光(兵衛尚光) |
開創 | 1576年(天正4年) |
本尊 | 阿弥陀如来坐像 |
託明寺は、大阪府池田市栄本町にある浄土真宗本願寺派の寺院です。1576年(天正4年)に現在の兵庫県猪名川町で葛野兵衛行光(兵衛尚光とも)を開基として創建され、1623年(元和9年)に池田城下(現在地)へ移転したと伝えられます。開基らは戦国期の石山本願寺合戦にも参加した教線を受け、以後も門徒に恵まれて栄えました。本堂内には浄土真宗の本尊である阿弥陀如来像が安置され、江戸時代狩野派の絵師・吉村周山が描いた襖絵(松梅と鶴、桐と鳳凰の図)が池田市重要文化財として伝えられています。
本堂は切妻造本瓦葺の建物で、内陣には本尊の阿弥陀如来像が安置されています。本堂内の襖絵(8面)は江戸時代の狩野派絵師・吉村周山が手がけた作品で、池田市の重要文化財に指定されています。
山門は一間切妻造瓦葺の楼門で、屋根が大きく反り上がった優美な曲線を描いています。
境内には1672年に創建された鐘楼があり、1992年(平成4年)に再建されています。内部の梵鐘は創建当初のものですが、太平洋戦争中に供出され、戦後に無事戻されたものです。
本尊の阿弥陀如来像は1655年(明暦元年)作の立像で、内仏として安置された木像は室町時代前期の制作と推定されています。
1576年
(天正4年)
1576年、葛野兵衛行光(兵衛尚光)により浄土真宗の教えに基づいて猪名川町(現兵庫県猪名川町)に託明寺が開創されました。
1623年
(元和9年)
その後、1623年に寺院は池田城下(現在の池田市栄本町)に移転し、以後当地で門徒を集めて存続しています。