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清光寺せいこうじ

摂津国分寺ゆかりの寺町に佇む、静寂と伝統を守る浄土真宗寺院

所在地 大阪府大阪市北区国分寺1丁目3-15
電話 06-6358-3736
宗派 浄土真宗本願寺派(西本願寺系)
本尊 阿弥陀如来(木造坐像)
創建 不詳(江戸時代頃と推定)

歴史ある寺町にひっそり佇む、浄土真宗本願寺派の寺院

清光寺(せいこうじ)は、大阪市北区国分寺に位置する浄土真宗本願寺派の寺院です。周辺には真言宗国分寺派の大本山である「摂津国分寺(護国山国分寺)」をはじめ、複数の寺院が集まる歴史ある寺町が広がっており、清光寺もその一角に静かに佇んでいます。

寺のすぐ正面には淀川天神社があり、地域の人々の生活の中に自然に溶け込んだ立地となっています。一般公開はされていない非公開寺院ですが、門前には月替わりの法話が掲示され、道ゆく人々にやさしく仏教の教えを伝えています。

浄土真宗本願寺派に属することから本尊は阿弥陀如来であり、親鸞聖人の教えに基づく念仏の教えを今に伝える寺院です。大阪市中心部の喧騒の中にありながら、地域の浄土真宗門徒のよりどころとして静かに歴史を守り続けています。

  • 瓦葺き山門と本堂の伝統的伽藍

    清光寺は住宅街に溶け込む小規模な寺院ながら、瓦葺きの山門と切妻造の本堂を備えた本格的な寺院建築を有しています。近づいて初めて気づくような控えめな規模ですが、その伽藍は歴史ある寺院らしい落ち着きを感じさせます。

  • 寺号標が立つ控えめな参道入口

    街路に面した角地に建ち、入口には寺号が刻まれた石標が置かれています。しかし周囲の住宅やビルに溶け込んでいるため、寺号標を見落とすと通り過ぎてしまうほど控えめな佇まいです。都市空間の中で静かに存在感を保っています。

  • 切妻造の本堂が見せる寺院らしい風格

    少し離れて建物全体を見ると、切妻造の屋根を持つ本堂と山門が視界に入り、伝統的な寺院としての風格が感じられます。境内は広くないものの、古い寺町に残された質実な建築様式が今も息づいています。

  • 密集市街地の中に残る木造寺院の趣

    戦災後の復興を経て周囲は住宅やビルが立ち並ぶ一帯となりましたが、清光寺は瓦屋根や木造建築を保ち、都市化の中でも寺院らしい趣を留めています。文化財指定はないものの、歴史の面影を伝える貴重な建造風景です。

清光寺のあゆみ

  • 8世紀中頃
    (天平13年・741年)

    摂津国分寺の創建と寺町の起源

    聖武天皇の勅願により摂津国分寺が創建される。清光寺周辺の「国分寺」地名は、この古代寺院に由来し、寺院群が形成される基盤となった。

  • 江戸時代中期
    (享保3年・1718年)

    摂津国分寺の再興と寺町の形成

    快円律師により摂津国分寺が再興され、この地域に寺町が形成される。清光寺もこの頃までには浄土真宗寺院として当地に定着していたと考えられる。

  • 1945年
    (昭和20年)

    大阪大空襲による被災

    長柄・国分寺周辺が大阪大空襲で甚大な被害を受け、多くの堂宇が焼失。清光寺も戦災で損害を受けたとみられ、戦後に本堂や山門などが復興された。

  • 昭和戦後〜平成期

    都市化と境内地の縮小

    戦後の都市開発により境内地が縮小し、周囲は住宅地へと変化。清光寺は一般公開を行わず、地域門徒の法要や墓所管理を中心とする寺院として存続した。

  • 令和時代
    (現在)

    非公開寺院として静かに伝統を継承

    外観のみの見学は可能だが、通常は一般参拝不可の非公開寺院。歴史ある寺町の一員として、都市の中で静かに信仰と伝統を守り続けている。

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