| 所在地 | 大阪府大阪市西区九条3-20-5 |
|---|---|
| 山号 | 幽谷山(ゆうこくざん) |
| 宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
| 本尊 | 阿弥陀如来 |
| 創建 | 文明年間(15世紀後期)頃〔伝承〕 |
| TEL | 06-6581-9408 |
九条の町並みにひっそりと佇む最乗寺は、550年以上の歴史をもつ古刹です。室町時代にその礎が築かれて以来、時代の変遷とともに幾度か所在地を移しながらも、浄土真宗の教えを守り伝えてきました。現在の本堂は、明治期に現在地へ移転した際に再建されたもので、木造瓦葺きの落ち着いた佇まいを見せています。一般参拝は行われていませんが、門前からは歴史ある寺院建築の一端を感じ取ることができ、九条の地に根差した信仰の歴史を静かに物語っています。
明治期に現在地へ移転した際に再建された本堂は、木造平屋建て瓦葺きの質実な造りで、浄土真宗寺院らしい簡素で厳かな雰囲気を今に伝えています。
門前には石碑や寺号を記した看板が設けられ、最乗寺が歩んできた長い歴史と地域との関わりを静かに物語っています。
境内は華美な装飾を避けた落ち着いた空間で、現在も地元門徒の法要や墓参の場として大切に護持されています。
最乗寺は一般拝観不可となっており、本尊阿弥陀如来像や堂内の荘厳を拝観することはできません。門前から静かにその雰囲気を感じる形となります。
1471年
(文明3年)
蓮如上人の布教が盛んであった時代、摂津国生玉庄(現在の大阪市天王寺区生玉付近)に一宇を建立したのが始まりと伝えられている。
1615年
(慶長20年)
大坂夏の陣により生玉周辺一帯が戦火に遭い、最乗寺も被害を受けたと推定される。江戸幕府成立後、寺院の再興が図られた。
1662年
(寛文2年)
大坂城下西方の西成郡江戸堀(現・大阪市西区江戸堀周辺)へ寺地を移し、大坂西郊での寺院活動を続ける。
1714年
(正徳4年)
都市拡張に伴い西成郡寺島町(現・大阪市西区千代崎付近)へ移転し、「九条島」と呼ばれる地域で門信徒の教化に努めた。
1896年
(明治29年)
大阪市区画整理により現在の大阪市西区九条へ移転。同時期に浄土真宗諸寺が集められ、寺町が形成される。
2021年
(令和3年)
創建からおよそ550年を迎え、長い歴史の中で培われた門徒との絆を大切に守りながら現在に至っている。