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天龍寺てんりゅうじ

昭和創建の禅寺として、中津の街に静けさをもたらす曹洞宗寺院

所在地 大阪府大阪市北区中津5丁目8-17
電話 06-6452-4651
山号 中津山(なかつざん)
宗派 曹洞宗
本尊 阿弥陀如来
創建 昭和10年(1935年)

昭和創建の禅寺として地域に寄り添う、中津の曹洞宗寺院・天龍寺

天龍寺(てんりゅうじ)は、大阪市北区中津に所在する曹洞宗の寺院で、本尊に阿弥陀如来を祀っています。 昭和10年(1935年)の創建と比較的新しい寺院ながら、長く地域の心の拠り所として親しまれてきました。 第二次世界大戦中には、中津周辺における曹洞宗の重要な集会所として機能し、戦時下の不安の中で 地域住民に寄り添う役割を果たしたと伝えられています。

戦後も寺院活動は継続され、現在では毎週木曜の坐禅会、写経会などを通じて地域と深く関わりながら 禅の学びと心の安らぎを提供し続けています。通常の一般参拝や堂内拝観は受け付けていませんが、 坐禅や写経などの修行体験に参加することで、寺院の雰囲気に触れることができます。 都会の喧騒から一歩離れ、静かに佇む天龍寺は、中津における“都市のオアシス”ともいえる存在です。

  • 住宅街に溶け込む境内と外観

    天龍寺は阪急中津駅から徒歩5分ほどの住宅街に位置し、外観は三階建て住宅のような現代的な建物です。 「曹洞禅宗 中津山 天龍寺」という看板が掲げられていなければ寺院と気づかないほど、周囲の町並みに自然に溶け込んでいます。 伝統的な山門や本堂が構える寺院とは異なり、ビル風の建物そのものが境内となっており、敷地は広くないものの静寂を感じられる空間です。

  • 本堂と阿弥陀如来像

    内部は非公開のため拝観はできませんが、本堂には本尊である阿弥陀如来像が安置されています。 この尊像は戦時中から地域の人々に拝まれてきた中心的存在であり、天龍寺の信仰の核となっています。 昭和創建の寺院であるため古建築や古仏像はありませんが、本堂は現代の禅道場として重要な役割を担っています。

  • 禅道場としての役割

    天龍寺は曹洞宗宗務庁により公式に認可された参禅道場であり、毎週木曜日には坐禅会が開催されます。 また写経会や梅花流御詠歌の練習会なども境内で定期的に催され、地域の文化活動の拠点にもなっています。 静かな環境で禅の実践に取り組める場として、中津地域の人々にとって貴重な修行と交流の場となっています。

  • 周辺に広がる寺院と地域の信仰文化

    天龍寺の周辺には、浄土真宗本願寺派の光徳寺や永照寺など他宗派の寺院が並び、各寺が地域に根ざした活動を展開しています。 こうした複数の寺院が静かに共存する地域環境は、中津の“隠れた寺町”としての魅力を形づくっています。 天龍寺もその一角として、地域住民にとって身近な信仰と修行の場となり、現代の都市生活に寄り添う寺院として親しまれています。

天龍寺のあゆみ

  • 1935年
    (昭和10年)

    天龍寺 創建

    中津の地に曹洞宗寺院として創建される。 都市型寺院としての歩みが始まる。

  • 1941〜1945年
    (昭和16〜20年)

    戦時下の曹洞宗集会所として機能

    第二次世界大戦中、中津地域における曹洞宗の重要な集会所となり、 避難場所・精神的支えとして地域住民に寄り添ったと伝えられる。

  • 1945年
    (昭和20年)

    終戦後も寺院活動を継続

    戦後も寺院として存続し、地域に寄り添う宗教活動を継続。 都市の中で禅の場を守り続ける基盤が形づくられる。

  • 現在
    (令和時代)

    地域に開かれた禅文化の拠点へ

    毎週木曜の坐禅会、写経会、梅花流御詠歌の会などを開催。 一般参拝不可ながら、修行体験を通じて地域に開かれた寺院として親しまれている。

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